びわ湖からほど近い「せせらぎの郷」須原の田んぼ。ここでは化学肥料・除草剤をできる限り散布しない農法と魚道の設置により、毎年、びわ湖からコイ・フナ・ナマズなどが産卵しにやってきます。
魚の餌となる微生物・プランクトンが豊富なうえに、稲の成長とともに魚は鳥などの天敵から身を守ることができるため、安心して大きく育つことができます。 そんな、魚に優しい田んぼ「魚のゆりかご」で育ったコシヒカリが、『須原 魚のゆりかご水田米』です。
日本穀物検定協会から最高ランクの「特A」をいただいた理由について、滋賀県農業技術振興センターでさらに詳しく調べていただいた結果、お米の成分が低タンパクで、稲穂のできる時期に田んぼの土が低窒素状態だったことがわかりました。有機肥料を施していたことやお天気も幸いしたようです。そして、農業技術振興センターの試験結果においても、食味で最高の「S」ランクをいただきました!
滋賀県は近畿1,400万人の生活用水を支えるびわ湖があります。そのため、滋賀県では他府県より厳しい独自の基準を設け、基準を満たした農産物を認証する制度があります。わたしたち「せせらぎの郷」須原は、美しいびわ湖と生物多様性を守るため環境に配慮した農法を採用し、「環境こだわり農産物」と「魚のゆりかご水田米」の認証を得ています。
魚のゆりかご水田とは?[滋賀県ホームページへ] 環境こだわり農産物とは?[滋賀のおいしいコレクションへ]須原はむかし水郷地帯で、ワタシらの小学生のころの遊びといえば水路の水遊び。 雨が降れば魚が田んぼに上がってくるのを子どもながらにわかっていて、それを捕まえるのが本当に楽しかった。しかし、昭和47年頃からの圃場整備と農薬で、いつしか魚は田んぼに来なくなった。昔のことを思い出して、「もういちど、あの頃の田んぼを蘇らそう!」と同志で集まったのが「魚のゆりかご水田」に取り組んだきっかけでした。
最初は、魚道を設置しても魚が上がってくるかどうか半信半疑。でもやってみたら本当に魚が田んぼに入ってきた。そして産卵し、やがて稚魚が悠々と泳ぎだした。はじめて稚魚をみたときの感動といったら!!
それからは、田んぼが気になって数えきれないほど足を運びました。なかには、雨が降ると朝5時頃わざわざ田んぼに魚があがってくる様子を見に行く仲間も出てきた。
生き物たちのことを考えると、当然、農薬は極力使いたくなくなった。だから、「須原魚のゆりかご水田米」はヒトにも魚にもびわ湖にもやさしい。ワシらが愛情を込めて育てた米やさかい、安心して食べておくれやす!
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