2017年明けましておめでとうございます。 昨年度は多くの皆様にご支援、ご指導をいただきありがとうございまました。皆さまのお陰で着実に進化していることに感謝申し上げます。本年度も皆様と一緒に1.生きものが産卵・生育できる環境の価値 2水田生物の多様性の価値 3生きものと共生したお米の価値、を多くの皆さんにご理解願えるよう発信したいと思っておりますのでご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。1月5日付けで「せせらぎ通信」を発行しましたのでお目通しをよろしくお願い申し上げます。
16.12.10環境省第4回グッドライフアワードのシンポジウム&表彰式が東京ベルサール八重洲で行われ参加さしてもらいました。グッドライフアワードとは環境と社会にやさしい「エコでソーシャル」な取組を全国から発掘して、応援するプロジェクトです。今年は全国から140組が応募されて10組が環境大臣賞、その中から最優秀賞1組、優秀賞4組、特別賞5組が国民投票で選ばれ、「せせらぎの郷・魚のゆりかご水田」が環境大臣賞優秀賞に選ばれました。比嘉環境大臣政務官から表彰状と記念の盾をいただきました。事例発表も無事終了し多くの方から関心を寄せられ名刺交換させていただき多くの人々の多様性が生まれました。このようにして取組が全国の中から「魚のゆりかご水田」が高い評価をいただいたことは大変意義深く、いいPRが出来たと思っております。今後も、いただいた賞をきっかけに更に活性化出来るよう活動を充実させていきたいと思っております。こうして今年も数多くの賞をいただき今日まで支えていただいた地域の皆さん、ご支援いただいている皆さんに心から感謝申し上げたいと思います。
11月6日(日)~11月11日(金)までインドネシア共和国 バリ島で開催されました世界湖沼会議に出席させていただきました。日本を5日に出発し6日から登録受付等を行い夕方から早速、歓迎レセプションが行われました。7日はフィールドトリップで参加者一同が参加しバリ島の風景、慣習、文化を体験するとともにブラタン湖、植物園、棚田など見学ツァーに参加し夜は日本から参加している約100人の皆さんと懇親会でした。8日からいよいよ開会式、三日月知事も挨拶の後、講演され、午後からはそれぞれの分科会が始まりました。9日は緊張感高まりますが10:45~せせらぎの郷の発表が始まり夜は晩餐会、10日バリ宣言が読み上げられ閉会式となりました。11日は最後にスバックという水管理システムの棚田(三毛作が行われている)に見学さしていただき現地へ行き農作業などお聞きし、三毛作となれば栽培期間が約75日と短く苗わらの短さにびっくりしました。見学から帰りホテル21:30に出発し帰国の途につき大阪12日8:00に帰ってきました。せせらぎの郷の発表では生物多様性と保全という分科会で今回は英語でプレゼンでありサポーターでもある滋賀大学の齋藤さんにお願いし発表してもらいました。非常にわかりやすい発表で皆さんから好評で多くの皆さんからご質問をいただき有意義な発表となった事を嬉しく思っています。今回の世界湖沼会議では、多くの皆さんとお話しさせていただき更に多くの皆さんと多様性が生まれましたことに感謝申し上げます。
ディスカバリー・カルティカ・プラザホテル会場
ホテル内プール
2016年度の生物多様性アクション大賞の審査結果をお知らせします。今年は全国から総数104もの優れた活動の応募をいただきました。10月20日に開催された「第6回生物多様性 全国ミーティング」(主催:国連生物多様性の10年日本委員会、環境省)において5部門の優秀賞を公表し、その後、特別賞、審査委員賞、入賞を発表いたしました。この後、11月19日の受賞式典で優秀賞のプレゼンテーションにより大賞が決定します。下記に受賞結果をお知らせいたします。審査委員からの評価ポイントもあわせてご覧ください。授賞式の開催概要はこちらをご覧ください。
評価のポイント
「魚を田んぼに取り戻す」という思いを持ち、土地の整備で段差ができてしまった水路と田んぼに魚道を作っています。琵琶湖から泳いでくる魚が田んぼを産卵・繁殖場所とすると、整備以降に減少した魚の数が回復し、琵琶湖が生きものでにぎわうようになります。また、魚道の設置にとどまらず、ブランド米「魚のゆりかご水田米」の生産や、市民を田んぼへ招いた体験会を開催するなど、自ら「生物多様性の伝道師」としての役割を自覚し、国内外に向けて情報の拡散に力を入れている点も評価されました。