審査結果
2016年度の生物多様性アクション大賞の審査結果をお知らせします。今年は全国から総数104もの優れた活動の応募をいただきました。10月20日に開催された「第6回生物多様性 全国ミーティング」(主催:国連生物多様性の10年日本委員会、環境省)において5部門の優秀賞を公表し、その後、特別賞、審査委員賞、入賞を発表いたしました。この後、11月19日の受賞式典で優秀賞のプレゼンテーションにより大賞が決定します。下記に受賞結果をお知らせいたします。審査委員からの評価ポイントもあわせてご覧ください。授賞式の開催概要はこちらをご覧ください。
須原 魚のゆりかご水田プロジェクト
評価のポイント
「魚を田んぼに取り戻す」という思いを持ち、土地の整備で段差ができてしまった水路と田んぼに魚道を作っています。琵琶湖から泳いでくる魚が田んぼを産卵・繁殖場所とすると、整備以降に減少した魚の数が回復し、琵琶湖が生きものでにぎわうようになります。また、魚道の設置にとどまらず、ブランド米「魚のゆりかご水田米」の生産や、市民を田んぼへ招いた体験会を開催するなど、自ら「生物多様性の伝道師」としての役割を自覚し、国内外に向けて情報の拡散に力を入れている点も評価されました。